【プログラマーの仕事内容を解説】なり方や必要なスキル、向いている人とは?プログラマーの1日の流れからやりがいまで紹介

作成日:
2022-01-13
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はじめに

就職活動ではまず自己分析や業界研究を進めますね。企業研究まで進むと1つの企業に様々な職種を見つけます。

同じ会社でも職種によって働き方や年収が異なるので、企業選びと同じくらい職種選びも重要です。

職種毎のやりがいや厳しさ、生活スタイル等を把握しましょう。

この記事ではプログラマーの職種研究をしていきます。自分がその職種で働くイメージができるか意識して読んでください。

職種研究のやり方がわからない人は以下の記事で紹介していますので参考にしてください。

プログラマーとは

プログラマー

私たちの生活はデジタル機器であふれています。

スマートフォンのアプリケーションで友人と連絡を取ったり音楽を聴いたりするが当たり前になりました。

これらのアプリケーションなどは全てプログラム言語を用いて作成されておりその言語の指示に従って動いています。

このアプリケーションを作成する上で欠かせないのがプログラマーの仕事です。

普段直接プログラマーの人と触れ合うことはありませんが私たちの生活を身近なところで支えてくれています

プログラマーは何をする?

プログラマー

プログラマーとはプログラミング言語を駆使してシステムを構築していく仕事になります。

ここをクリックするとどのページに遷移をするとか、どのような結果を返す等を指示するプログラムをシステムに入力していくのですね。

システムエンジニア等が「このような仕組みを作りたい」と言ってくるのに対しそれを言語を駆使して実現するのがプログラマーの仕事となります。

プログラマーのやりがい

プログラマー

プログラマーの仕事はものづくりの仕事です。

自分が書いたプログラムによってアプリケーションを製作できた時には一つの仕事をやり切った、という充実感を感じられるでしょう。

また多くのプログラマーはチームとして活動します。

役割分担をして大掛かりなシステムを構築しますので、みんなで大きな仕事を成し遂げる喜びを得られるのではないでしょうか。

プログラマーの苦労

プログラマー

プログラマーの仕事で厳しいのは3つあります。

  1. 納期が厳しい
  2. チームワーク良く仕事をすること
  3. 常に最新の技術をインストールする

それぞれをもう少し詳しく見ていきます。

納期が厳しい

まず納期についてです。

多くのプログラマーの仕事は顧客から委託されたものです。

いつまでにシステムを仕上げてほしい、来月からは使用を始めたい等の要望が来ますので納期までに仕事を仕上げなければなりません。

またチームで分担して仕事をする場合は誰か一人の仕事が終わらないと全体のシステムが動かせないこともあります。

期限までに仕事終わらせることがとても大切です。

チームワーク良く仕事をすること

プログラマーは人手不足が著しい業界です。

何とか仕事を納期までに終わらせようとフリーランスの方に業務委託でお願いするといったことも多くおきます。

いきなりチームに入って仕事をするためコミュニケーションがうまく取れずに悩むことも多くでてきます。

チームワーク良く仕事ができずにストレスを抱えることも多いのが悩みです。

常に最新の技術をインストールする

開発言語は新しいものが次々と出てきます。

私たちの生活に様々なサービスが送り出されているのもこうした技術の進歩によるものです。

インターネット業界は最も技術の進歩の早い業界ですからその流れについていくための勉強が必要となります。

勉強会に積極的に参加したりインターネット上の情報を常に抑えておくことが求められます。

プログラマーの平均年収

プログラマー

平成29年 賃金構造基本統計調査によると、プログラマーの平均年収は416万円です。

日本のサラリーマンの平均年収が430万円ですから、ほぼ同じくらいですね。

しかし本当に優秀なプログラマーは余裕で年収1,000万円を超えていきます。

プログラミングはどの企業でも同じように必要なスキルですから一企業に依存せず独立性が高いのが特徴です。

フリーランスで仕事している人の中には2~3社でそれぞれ30万ずつで働くといった人もいます。

給料以上に働き方の柔軟性がある職業でもあると言えます。

プログラマーの1日の流れ

プログラマー

プログラマーがどのような働き方をしているかまとめました。

プログラマーは忙しい時とそうでない時の差が激しいです。

納期が迫ってくると詰めて仕事をします。通常運用をしているときはそこまで忙しくはありません。

制作してきた新しい機能のupdateや保守メンテナンスのための作業の際には深夜勤務となることもあります。

実力がつくとフリーになって週3日働いて月60万稼げるような案件も取れるようになってきます。

どんな人が向いている?

プログラマー

プログラマーに向いているタイプは以下の3点です。

  1. 好きなものに集中力を発揮する
  2. 粘り強く問題に向き合う
  3. チームで物事を成し遂げるのが好き

いかにそれぞれ詳しく見ていきます。

好きなものに集中力を発揮する

プログラマー

プログラマーには集中力が求められます。

ひたすらモニターと向き合いコードを入力していくわけです。

一日に何時間もパソコンにコードを入力していくのは持続的な集中力が求められます。

安定的に集中して仕事を進められる人が活躍できるでしょう。

粘り強く問題に向き合う

プログラマー

システムに問題が発生するとどこに問題が発生しているのかを突き止める必要があります。

通常はエラーを発見してくれるシステムがおかしいところを知らせてくれるのですぐに対応できます。

しかし稀に何が問題かがわからないような事象が発生してしまうのです。

そのような時に根気強く問題と向き合う必要があります。

チームで物事を成し遂げるのが好き

プログラマー

プログラマーはチームワークで仕事をする人たちです。

やはりみんなで何かを成し遂げていくのが好きという人が活躍できるでしょう。

フリーのプログラマーも多くいますがいろんな組織に入り込む必要がありますので、コミュニケーションスキルと状況対応力は必要でしょう。

プログラマーで求められるスキル・資格・マインド

プログラマー

プログラマーになるとどのようなスキルが求められるのでしょうか。

プログラマーは特に資格がなくてもできる仕事ですので、資格がないと仕事ができないということはありません

就職や転職をする際に履歴書に書ければ自分の技術を証明しやすくはなります。

ここではこの職種になると得られるスキルや資格、活躍するためのマインドをお伝えしていきます。

スキル

プログラマー

まず必要なスキルです。

  1. いずれかのプログラミング言語の習得
  2. チームでタスク管理をしながら進められる経験
  3. 自ら調べ考え解決策を導く自走力

まずはプログラマーである以上はプログラミング言語の習得が欠かせません。

Pythonのような人気の言語やJavascript系の言語を習得しておくと汎用的に仕事を探しやすいかと思います。

次にチームでタスク管理しながら進めていく経験です。

プロジェクトのマネージャーがタスク管理をするのですがプログラマーの仕事は非常に細分化します。

細かくタスクを管理しフェーズと納期を確認していきますので自分の仕事のステータスを確認しながら進めていくことは重要です。

また人材不足である業界ですので海外の会社に業務の一部を委託することもあります。

海外のプログラマーと同じチームで仕事をすることも想定されますので、タスクを切り分けて進めていくスキルは必要でしょう。

最後は自走力です。プログラマーは目の前の仕事に集中しますので邪魔をされるのが嫌いです。

基本的なことや少し調べれば自分でできることは極力自分で対応しなければなりません。

GithubやQiitaといったプログラマーのための必須サイトもありますので、こうした情報を活用して自分で解決策を導くことが求められます。

資格

資格は言語ごとにありますので習得したい言語の試験を受けると就職活動に使えるでしょう。

  1. PHP技術者認定試験
  2. Ruby技術者認定試験
  3. C言語プログラミング能力認定試験
  4. Javaプログラミング能力認定試験

などがあります。

マインド

プログラマー

次にプログラマーとして持ち合わせておきたいマインドについてお伝えします。

  1. 好奇心が強い
  2. 専門性へのこだわり
  3. チームプレイヤー

まず、好奇心についてです。プログラマーはプログラミング言語に対する幅広い知識が必要となります。

知識量によってプログラミングのやり方は大きく異なり活用できるスキルが深まるほど様々な案件に対応できます。

好奇心をもって勉強会に自ら参加するなど情報を取りに行くことが大切です。

次に専門性へのこだわりです。

技術の進歩の早いプログラミングの業界ですから活躍できるプログラマーとそうでないプログラマーの差は非常に大きくなります。

常にいいものを追い求めていく貪欲さが求められるでしょう。

最後はチームプレイヤーとしての意識です。何度もお伝えしている通りプログラミングはチームで行わなければなりません。

それぞれがそれぞれのタスクを確実にこなすという意味では個人プレーに見えがちです。

プログラマーも任される範囲が明確に決まりますがその仕事が他の仲間の仕事と結びついてプログラムは初めて動きます。

全員がしっかりと自分の仕事に対して責任を全うする必要があるでしょう。

プログラマーのキャリアパスは?

プログラマー

プログラマーになってプログラミングをできるようになるにはどうすればいいのでしょうか。

またプログラミングが得意になった後はどんな仕事があるのかを見ていきます。

プログラマーになるには?

プログラマー

まずプログラマーになるにはいくつのかの方法があります。

  1. 新卒でプログラマーの職種に就く
  2. プログラミングの専門学校に通う
  3. 独学で勉強しフリーで案件を貰う

皆さんが最もなりやすいのは新卒でプログラマーの職種に就くでしょう。

会社が研修もしてくれますし、実戦でプログラミングをやりますので習得も早くなります。

次に専門学校に通うですが今の大学に通いつつダブルスクールに通うイメージです。

そうすればIT系の企業には比較的優位に内定が取れるようになることでしょう。

独学で勉強しフリーで案件を貰うもできなくはないですが相当な努力が必要になります。

案件はベンチャーからの簡単な案件くらいしかできないと思います。

大手企業のちゃんとしたシステムを組むにはシステム会社で勉強を積んでいる必要があります。

プログラマーのキャリアパス

プログラマー

次にどのようにプログラマーとしてキャリアを積んでいくかを見ていきます。

  1. 入社、新人
  2. プログラマー
  3. システムエンジニア/インフラエンジニア
  4. プロジェクトリーダー

新人の時はプログラミングを勉強している段階ですね。

先輩の指導を仰ぎながら既存で動いているシステムがどのような構造で動いているのか、を確認していきます。

次にプログラマーとしてプログラミングを一人で行えるようになります。また自分で作成したプログラムが正しく動くかのテストを行います。

プログラマーとして技術を上げるとシステム全体の運用保守に責任を持てるようになりシステムエンジニアと呼ばれるようになります。

問題が起きたときにどう解決するかメンバーに指示を出したりそれぞれのメンバーのプログラムを統合して一つのシステムとして稼働させたりします。

システムエンジニアとして経験を積み、システム構築に関する一通りができるようになるとプロジェクトリーダーとなります。

クライアントが困っていることをどのようなシステムならば解決することができるかを考え設計し、必要な機能を決めていきます。

プロジェクトリーダーがシステム構築の責任者となります。

プログラマーの最新動向

プログラマー

プログラミングは技術の進歩が速いという話をしましたが最近のプログラマーの仕事にはどのような変化が起きているのでしょうか。

アプリケーションプログラマーの求人が増加

プログラマー

スマートフォンの普及により圧倒的にスマートフォンアプリの量が増加しました。

それに伴いスマートフォンアプリを製作することのできる人が必要となりswiftやNode.jsといった言語対応ができる人材は引く手あまたの状態です。

アプリケーションプログラマーはしばらく職に困ることはないでしょう。

19万人不足するIT人材

プログラマー

プログラマーも広義にはIT人材となるわけですがIT人材が19万人不足していると言われています。

特に高い能力を持ったプログラマーの需要は大きくこうした人材はフリーランスで働くことが多くなっています。

パソコン一つで仕事ができるため全国各地を旅しながら仕事をしたりノマドワーカーと言われる人も増えています。

より実力主義になる

プログラマー

プログラマーが自分が仕事したコードをGithubというコードの共有サイトに投稿し自分がいかに優れた仕事をしたかをアピールできるようになっています。

コードを見ればプログラマーの実力がわかります。こうした仕組みによりプログラマーの実力を評価することは容易になりました。

より実力のある人に案件が集まる仕組みとなっています。

プログラマー志望者におすすめの入門書

プログラマー

ここではプログラマーに少し興味がある人がまず最初に読むべき本を紹介します。

プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業

まずはプログラミングとは何ぞやというプログラミングに全く馴染みのない人に読んでいただきたい本です。

ほとんどの学生がプログラミング自体触れたことがありませんので面倒臭いと思わずに一歩踏み出すことからです。

その一歩目としてはわかりやすくプログラミングの基礎がわかる内容となっています。

この本が気になる方はこちら

教養としてのプログラミング講座 増補版

コンピューターの歴史から実践的なプログラミングのやり方を解説してくれます。

またコンピューターの未来を知ることでプログラミングの将来の可能性を学べます。

少しプログラマーに興味のある人はこの本を読むとプログラマーの将来性の大きさに勇気づけられることでしょう。

この本が気になる方はこちら

プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラムの基礎知識

上の二つよりもより実践に近い本です。

ハードウェアとソフトウェアがどう連携して動くのかであったりシステムの体系的な勉強ができる1冊です。

上記の2つのどちらかとこちらの本の併せて2冊を読むとより理解が深まると思います。

この本が気になる方はこちら

まとめ

プログラマー

プログラマーについて見てきました。

少しとっつきづらい職種なのですが専門性が高く需要は非常に高い職種となっています。

社会人として仕事の期限を守ることやチームで働くことの大切さを学ぶこともできます。

またパソコン一つで仕事ができることから将来的には自由度の高いライフスタイルも可能ではないでしょうか。

自分の努力次第で高い年収も好きなライフスタイルも選べる職種ですので是非チャレンジしていただければと思います。

プログラマーの多くはIT業界で働いています。

プログラマーが仕事を通してどのように社会に貢献しているのかや、IT業界の将来性等を以下の記事でチェックしてみてください。

それでは職種研究頑張ってくださいね。

ステップハウス, StepHouse
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