インターンはセカンドチャンスを与えてくれる場所。”27歳学生”の私が見据える2つの挑戦
◎大学 : 東海大学大学院 総合理工学研究科
◎学年 : 既卒
◎名前 : 下平 伸吾
◎支部 : 第9支部
◎役職 : クローザー研修生(インタビュー時点)
インターンシップを始める前の自分
私は大学院の博士課程までを出ており、27歳まで学生として過ごしていました。
そしてその後の2年間は、韓国で博士研究員の研究助手として先生のサポートを行っていました。
しかしコロナウイルスの影響で韓国で暮らせなくなった私は日本に帰国し、新しい場所で研究職員として働くことになります。
今までの人生のほとんどの時間を研究に注いできたため、人とのコミュニケーションも最低限しか取ってきませんでした。
話すことは好きであるものの研究の報告会でしかコミュニケーションは取っていません。
誰かと研究以外の会話をする機会がほとんどないような日々を過ごしていました。
インターンシップを始めたきっかけは?
土日の時間をどう使うか考えたことがきっかけです。
大学院で研究をしている時はほとんど休みがなく、土日もずっと研究室に篭っていました。
しかし帰国してから研究職に就いた時、土日休みの一般人と同じような生活に戻ったのです。
私は家でまったり時間を過ごすことがあまり好きではなく、このまま家の中で土日を無駄に使うのは良くないと思いました。
そこで土日を効率的に使えて、加えて稼げるようなことができれば副業としての需要も満たせて生活も良くなると思ったのです。
幸いにも勤務先が副業OKな会社だったこともあり、迷わず始めることにしました。
誰かと話す機会が少なくなっていたこともあり、せっかくなら人とコミュニケーションを取れる仕事が良いと考え、営業職を希望しました。
営業職は自分にとっての異業種です。
10年間科学の研究していた人間が土日外に出て営業することは真逆な発想だったため、とても挑戦的でした。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか
人間が感情で動くことを感じ取れるようになりました。
化合物や有機化学の実験をしていると「できることはできる、できないことはできない」と計算や理論などで上手く回せます。
そのため、分かりやすい結果になるのです。
しかし人間は家庭環境や状況が違うこともあり、同じシチュエーションには2度と出会いません。
そのような中で商品を買ってもらったり、自分の話を聞いてもらったりするためには感情を動かすことが大切であることを学びました。
今までは研究のことだけを話していたため、理屈や論理的な考えで会話をしていたのです。
「できるできない」の問題をどのように効率的に回すかの議論をしていました。
そのため「これをやったら面白い、これをやりたい」などの議論がされなくなります。
私は営業を通して、人とのコミュニケーションの上で感情の位置付けを再認識させられたのです。
また、営業ならではの楽しさも実感しました。
今では面白いと感じながら仕事ができています。
成長できた理由・要因は?
成長できた理由は2つあります。
1つ目は、上長やリーダー陣に言われたことを意識したからです。
自分のトークは理系っぽい論理的な喋り方になっており、無意識に相手を論破してしまう喋り方になっていました。
そのように指摘されたことに対し、しっかりと意識するようになったことが成長に繋がったと思います。
2つ目は、紹介してくれた方に対して結果を出さなけらばいけないという意識が大きかったからです。
私は知人の紹介でインターンシップを始めたのですが、ぬるっと入って辞めることだけは絶対にしたくありませんでした。
そのため自己分析を徹底的に行い、自分の強みと弱みを他のインターン生よりも理解できるようにしました。
このように強みを伸ばして弱みを改善したことも成長の要因だと思います。
これから挑戦したいこと
インターンシップ先ではクローザーになり自分のチームを持ちたいと考えています。
メンバー全員が毎月1契約を超えるチームを作り、誰かが優れている訳ではなく全員がしっかりと契約を取れるようなチーム作りがしたいです。
簡単なようで難しいことだと思いますが、自分の経験を元に教育体制を整えていきたいと思います。
そしてクローザーとしての力を挙げて安心して商談を任せられるようなリーダーにもなり、自分もメンバーも数字を挙げられるチームを育てたいです。
上長からも、アポインターよりクローザーの方が向いていると言われていました。
そのため、クローザーになってからも安定的な結果を出し続けたいと思います。
また今年中までには今後の人生を見極めたいです。
今副業としてやっているインターンシップを本業にするかどうか、改めて考えたいと思います。
私にとってインターンシップとは
セカンドチャンスを与えてくれる場所です。
名目的には大学生のインターンシップなのに、30を越えた社会人が入ってもしっかりと教育してくれる良い雰囲気の場所でもあります。
生きていく上で、自分に科学以外の選択肢を考えさせてくれました。
また結果至上主義であり、結果を残した分だけ評価してくれるため自分自身のモチベーションを高めることもできます。
このようにインターンシップは数字で評価をしてもらえるため、頑張りがいがあって誰でも対等に戦える舞台です。