仲間からの「支え」を還元したい。自分に誇りを持てる要因となった4つの自信とは
◎大学 : 慶應義塾大学 法学部
◎学年 : 3年
◎名前 : 小池若菜
インターンシップを始める前の自分
インターンシップを始める前は居酒屋のアルバイトに明け暮れていました。
基本的な生活として大学の授業が終わった後にアルバイト先に向かい、18時頃に出勤し25時頃まで働くという生活です。
よくいる大学生とほとんど変わらない日常で、これこそが大学生の当たり前な生活だと思っていました。
単位はそこそことってアルバイトである程度のお金を稼ぐというように、何かに打ち込めたわけでもありません。
だらだら生活してあっという間に2年が経っていました。
これが当たり前だと思っていたので、当時は特に不安などはなかったです。
インターンシップを始めたきっかけは?
インターンシップを始めたきっかけは、何か打ち込めることがしたいと思ったからです。
大学生活2年間があっという間に終わり、3年生になって就活のことを視野に入れるようになりました。
私は「大学で何を得たのだろう」と考えた時にパッと思いつくものは何もありません。
そこで初めて何か打ち込めることがしたいと思い、インターンシップを探すことにしたのです。
インターンシップの媒体で調べていると、現在体験しているインターンシップ先に目が留まりました。
もちろんインターンシップ専用の媒体なので、他にもたくさんの企業が載っています。
その中で目が留まったインターンシップ先の企業は大学生一人一人に合わせて成長させてくれて、意欲に満ち溢れているような印象を強く受けました。
その企業から何か打ち込めることを見つけられる気がすると思い応募を決意したのです。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか
私はインターンシップを通じて、自分に自信を持つことができるようになりました。
ちなみに私がインターンシップで選んだ職種は営業です。
もちろん営業の仕事をしたのは初めてです。
最初の頃は自信もなく「こんな私が営業なんてできるわけない、こんな私から話を聞きたいなんて誰も思うわけない」と感じていました。
しかし実際にインターンシップを始めてみて、以下4つの自信について学びました。
- 会社への自信
- 商品への自信
- 仕事への自信
- 自分への自信
まずは、商品に対する自信を持たなければと思い、扱っている商材を学ぶことから始めたのです。
自分の扱っている商材がどれだけ素晴らしいものかを理解しなければ、相手にもその商材の魅力は伝わりません。
魅力が伝わらなければ、もちろん買おうとも思わないからです。
またインターンシップ先の会社は安心できる会社でもありました。
この仕事は誰のためにしているのか、そして自分はできると信じるというように順を踏んで自分に叩き込みました。
営業を行っている中でこれらが欠けていれば、お客さんからの信頼は得られないということが学びです。
さらに、自分に自信をつけることの重要さに気付くことができました。
成長できた理由・要因は?
私が成長できた大きな理由の1つは、同じチームのみんながいたからだと思います。
私の配属されたチームは本当にみんな温かく接してくれて、他人のことを思いやれる人ばかりが集まっていました。
周りの先輩たちは、マインドとスキル面の2つでよく面倒を見てくれました。
落ち込んでいて元気がない時はすぐに気付いて近くにいてくれたり、自分のモヤモヤした感情を言語化してくれたりする先輩がたくさんいるのです。
だからこそのびのびと成長できたのだと思います。
また何かに行き詰った時もすぐに解決できるようなアドバイスをくれたり、ロールプレイングに付き合ってくれたりしました。
元々自分に自信がなく弱かった私が自信を持てる人間になれたのは、やはりチームのみんなのおかげです。
みんなで成長し合い楽しく仕事をするこのチームに出会えたのは幸運でした。
これから挑戦したいこと
私がこれから挑戦したいことは、チームの仲間にしてもらった「支え」を他の人にも還元していくことです。
初めはもちろん後輩スタートですが、私も長く所属していれば少しずつ先輩になっていきます。
私が先輩にしてもらったようにこれから増える後輩たちにも同じように、もしくはそれ以上にこの環境の大切さを教えていきたいと思います。
前述した通り、私は今までたくさんの人に支えられて助け合ってみんなで前に進んでいく「仲間」がいることの大切さを学びました。
それが私にとっては今までの人生で経験のなかったことで、非常に感動的でした。
そのため、後輩たちにもたくさん還元していきます。
先輩が辛い時にそばにいて心の支えになってくれたように、私もそういう人間になりたいと思いました。
私にとってインターンシップとは
インターンシップは職場体験ができる場所というイメージを持っている人が多いと思います。
もちろんその意味もあります。
ただ1番は、意識の高い学生が集まる場所で切磋琢磨し社会人になる前のスキルを身につけるだけでなく、人間として成長できる場所です。
何度も述べていますが、私は本当にインターンシップを始める前は弱い人間でした。
そんな私が前向きに行動するようになったのは、紛れもなくこのインターンシップという環境があったおかげです。
たしかに職場体験であることは間違いありません。
そこで自分の向き不向きを知るために、インターンシップを始めるのも良いと思います。
しかし何の仕事をしようか全く決まっていない、かつ自分に自信のない人は体験しておくべきでしょう。
私はどういった仕事がしたいのか特に決まっていませんでしたが、インターンシップのおかげで人間力を高めることができました。
これは社会に出た時にどの仕事をしても大切なことなので、ぜひ多くの学生は体験してみてもいい環境だと私は思います。