『ビールの売り子』バイトにも応用可能。売り上げ最下位から一転、首位に這い上がれたワケ
◎大学 : 大学フェリス女学院大学 国際交流学部
◎学年 : 3年生
◎名前 : 勝俣杏
インターンシップを始める前の自分

長期インターンシップを始める前の私は、人の顔色ばかりを気にして自分の思っていることを発言できないような人でした。
大学に入ってからはバスケットボールのサークルに所属していました。
しかしスポーツはするものの飲み会ばかり参加していたので、やりきれない気持ちでいっぱいだったのです。
楽しいことばかりを行っていて自分のためになることを何一つできていない自分が不安になることもありました。

社会の仕組みも分からずに大学という狭い世界のみで生きていたので、今よりも世間知らずだったように思います。
それはまさしく、井の中の蛙状態だったと思います。
インターンシップを始めたきっかけは?

私がインターンシップを始めたきっかけは、友人の誘いです。
私の友人はもともと長期インターンシップをしていました。
友人から話を聞く度に新しいことを教えてくれて、毎日生き生きとしているのを見て私もやりたいと思いました。

周りの人は日々スキルアップをしているのに、自分は大学入学時から何一つ変わっていないという劣等感をなくしたいと思ったのも理由の一つです。
インターンシップは実際に企業で働く人と一緒に仕事をします。
そのため、もし失敗をしてしまったら迷惑をかけてしまうかもしれないという不安も当初はあったのです。
しかし、インターンシップ先では学生を成長させる教育が行われていました。
失敗してしまった際にもなぜいけなかったのか、今後どう改善していけばよいのかを真剣に相談に乗っていただきました。
その他にも長期インターンシップでは有給のところが多いため、コロナ禍で飲食のアルバイト先が休業してしまった私にはありがたいことでした。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか

インターンシップで身についたスキルは営業力です。
私は今まで人と話すことに自信がありませんでした。
人に物事を分かりやすく説明することができず、何度も聞き返されることが多かったのです。
だんだんと人と話す機会を遠ざけていたように思います。
そのため、知らない人に営業をすることなど難しくてできないのではないかと考えていました。
しかし、インターンシップ先に入ってみると社員の方から営業スキルを学べる環境があったのです。
同期も意識の高い人が多いため負けないように頑張りました。
この会社のインターンシップに参加して、営業スキルだけでなく人とのコミュニケーション力も上がったと思います。
また私は、以前から行っていたアルバイトがあります。
それは、野球会場でのビールの売り子です。その際にも高い営業力が必要でした。
以前までの私は自分から話かけることもできず、話を広げることもできなかったのです。
そのせいで売り上げは最下位の時もありました。
しかし、長期インターンシップを始めてからは、売り子でもその営業力を生かすことができました。
そのおかげで私の担当するエリアで1番の売り上げを上げることができるようになったのです。

成長できた理由・要因は?

私が営業スキルやコミュニケーション力・協調性を身につけられたのは、インターンシップ先の社員さんから受けた教育のおかげだと思います。
毎回営業前には会話の練習をしたり、その日の目標を一緒に考えたりしてもらいます。
また前回自分ができていなかったところを教えていただけるので、自分では気づかないところにも着目して改善していくことができました。
営業後には毎回のフィードバックを一対一でしてくださるので、質問もしやすく次のやる気にもつながりました。

私が成長できた理由は他にもあります。
以前の私は人に物事を上手く説明することができませんでした。
しかしインターンシップ先では、常に同じ部署の人と連携を取って仕事をしなければいけません。
そのため、自分がしたことや質問内容をまとめて伝える必要があります。
始めの頃は、ネットで調べればわかる質問や考えればわかることもすべて社員さんに聞いてしまっていました。
しかしそれでは社員さんの仕事にも支障が出てしまうし、私自身も何も成長しないことに気づいたのです。
今ではそういった質問は自分で前もって調べて、それでもわからなかった箇所のみをまとめて質問できるようになりました。
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、社会人にとってとても重要なことだと思います。
これから挑戦したいこと

私がこれから挑戦したいことはどんな人ともコミュニケーションを取り、仲良くなることです。
長期インターンシップで営業をやってきて、コミュニケーション能力や営業力を身につけたことで自分に自信がつきました。
以前までは人と話すことが怖いと感じることもありましたが、今では人と話すことが好きになりました。
インターンシップを通して、今まではできなかった色々なことに挑戦したいと思うようにもなったのです。
そこで昔から経験をしたいと思っていた語学留学に行くことになりました。
1年間大学を休学していくことになるので不安もあります。
しかしインターンシップの経験を通して自分に自信がつき、どんなことでも乗り越えられると思うようになりました。

次の目標は、国籍の違う人ともコミュニケーションを取れるようにすることです。
もし長期インターンシップをしていなかったら決断をすることができなかったため、本当にやってよかったと思います。
私にとってインターンシップとは

私にとってインターンシップとは自分を変えられる場所だと思います。
実際に社会人の方と働くことで社会のマナーを知ることができました。
また学生に対して教育を丁寧にしてくださるので、何もわからなかった私でも働くことができました。
加えて、長期インターンシップしている学生は成長意欲がある人が多いです。
互いに切磋琢磨して自分を高められる場所だと思います。

大学生のうちに自分を高めたいと思っている学生に長期インターンシップをお勧めしたいです。
私は大学1年生の時にインターンシップの存在を知っていればやりたかったなと後悔をしています。
インターンシップに参加するか悩んでいる方はなるべく早めに参加してみてください。