【経営学部生にイチオシな就職先7社を公開】就活に有利な資格は?おすすめの業界や職種まで詳しく紹介!
はじめに
経営学部に所属しているものの、就職先はどのようなところがあるかといった疑問を持っている学生は少なくないです。
「経営学はどんな業界・企業で活かせるのか」「今後も経営学は役に立つのか」など迷いを消すことは難しいでしょう。
そんな方に向けてこちらの記事では、就活を行うにあたって有利となる資格やおすすめの就職先などについて紹介していきます。
まだ情報解禁が始まっていない今のうちに少しでも多くの知識を吸収しておきましょう。
経営学部から就職する強み
経営学部ではお金の流れについてだけでなく、ヒト・モノに関する知識など幅広く学べる強みがあります。
経営・労務・生産管理などといった経営には欠かせない実務的な知識を身につけられる点も特徴です。
他の学部の学生よりビジネスに関する数字に強く、社会に出ても役立つ実用的な勉強を行います。
そのため、幅広い業界で経営学部で培った知識・スキルを活かせるでしょう。
経営学部出身の学生におすすめの業界・職種
経営学部出身の学生であればどのような業界や職種に就くことがおすすめなのでしょうか。
以下では大きく3つに分けて解説していきます。
また各業界については業界研究にて、その中の様々な職種については職種研究にて分析していますのでそちらも参考にしてください。
経営企画
経営企画職は経営学部生に人気のある職種となっています。
売上を出す仕組みを作り、業績を伸ばすことが目的の職種です。
商品・サービスの市場を分析しなければいげませんが、そのためには世の中のニーズにアンテナを張り続ける必要があります。
流行りのファッション・スイーツなどトレンドに目を向けられる人が向いているでしょう。
経営企画職は倍率の高い職種なので、他の学生とは一味違った魅力をアピールできるかが重要なポイントとなります。
証券業界
ほとんどの証券業界では、入社すると顧客営業や商品説明などのレクチャーを中心に基礎の基礎を学ぶのが特徴です。
そこから研修が終わると数年ほど経験を積み、部門別採用か総合職採用かによってキャリアの積み方が変わるでしょう。
部門別採用であれば、基本的に部署異動をすることなく1つの業務に専念できるスペシャリストとしてキャリアを歩みます。
総合職ならあらゆる業務を任されるでしょう。
また、グローバル化が進んでいる影響で外資系の証券会社を志望する学生も増えています。
可能ならば、在学中に留学・ワーキングホリデーなどで海外生活を経験しておきましょう。
面接官の評価が上げやすくなります。
広告業界
近年進んでいるデジタル化の影響により、新聞・出版業界の市場が縮小している一方で広告業界の市場は少しずつ拡大しています。
広告業界の市場が拡大している背景としては、インターネット技術が進化し続けているところにあるでしょう。
広告はかつて大勢の人に向けて作られていましたが、ここ数年は個々に向けて作られることが通常のスタイルです。
常に時代の最前線を行き、非常にやりがいもあるため人気の高い業界になります。
イチオシの就職先7社
上記では経営学部生が就職するのにおすすめの業界や職種について紹介してきました。
以下では、具体的にどのような企業への就職が多いのかを見ていきましょう。
日本銀行
日本経済の中心である日本銀行に就職したいと思う学生もいると思いますが、他の銀行とは違っている部分も多いので注意が必要です。
日本銀行は国内唯一の発券銀行として役割を担っているため、紙幣の発行や流通も行わなければいけません。
さらに物価の安定性を維持するために、金融政策の運営なども仕事の一つになります。
就活の方法については他の一般企業と同じく面接が行われますが、他の銀行と志望動機を変えるなどしていきましょう。
お金の流れについて精通している経営学部生にとっては、向いている職種です。
楽天
楽天は実力主義かつスピード感を求める社風でベンチャー企業らしい働き方です。
常に最新の動向に注目できる能力がついていると適職となります。
残業が少なく休暇も取得しやすいので、オンオフの切り替えがしやすいのもメリットでしょう。
また、2010年から社内での公用語が英語になりました。
そのため、就活を行う際にはTOEICで高得点を獲得していることをアピールすると良いでしょう。
エントリー段階では「TOEIC〇〇点以上」というようにスコアが必須ではないですが、入社までには800点以上必要となるので勉強が必要です。
サイバーエージェント
サイバーエージェントはスマホゲームやAbemaTVさらにAmebaの開発で名の知れているIT企業です。
年齢・経験に関係なく、どれだけ仕事ができるかといった裁量で実力が判断されるため若い新人社員でも大きな仕事を任されることがあります。
さらに未開拓部分の挑戦も全力でサポートしてくれる社風であり、成長しやすい環境でしょう。
IT業界が未経験でタイピングができないレベルであっても、先輩社員の方が親身になって教えてくれるので働きやすい職場です。
居心地の良い職場で働きたいならばサイバーエージェントはもってこいの環境でしょう。
パナソニック
パナソニックは商品・サービスを提供するアプライアンス事業、企業との繋がりを大事にするBtoB事業などが主な事業内容となっています。
今後何が売れるかをリサーチする機会は少なくないので経営学部生にはおすすめです。
そんなパナソニックは、エントリーシートの提出後に通過者のみSPI試験が課されます。
SPIは問題集で慣れておくと十分に合格できるのでしっかりと対策しておきましょう。
そして面接も行われます。
リーダーシップ・チャレンジ精神など経験をもとにアピールして評価を上げましょう。
待遇面についても、女性の育児休暇取得率が96%と福利厚生が充実しているので働きやすい職場環境となっています。
資生堂
資生堂は事務・技術・デザイン系と、採用された職種によって業務が異なります。
事務系なら店頭営業や企画・マーケティング職が主な仕事です。
マーケティング職では売上の傾向を基に、ブランド戦略の立案や新製品の企画など経営学部で学んだスキルを活かせる機会が多いでしょう。
また、技術系では商品の安全保障管理や検査などを行います。
デザイン系であればパッケージを始めとしたグラフィックのデザインを行うのが仕事です。
「レベルが高そう」と不安に感じられる方もいるかもしれませんが、入社してからは2ヶ月間の研修と先輩社員の方にマンツーマンで指導を受けます。
未経験の業界で社会のこともまだきちんと分からない場合でも、親身に教えてくれるため入り込みやすいでしょう。
日本食研ホールディングス
日本食研ホールディングスが求めている人物像は、誠実で熱意を持っており正確な仕事ができる人とされています。
営業・研究・本社・製造と部署がありますが、経営学部で学んだスキルを活かしやすいのは本社部門です。
本社部門では会社を経営させるためにコストダウンやITシステムを駆使した業務の効率化を図るなど様々な取り組みを行っています。
売上に関係する仕事がしたいといった方には、活躍できる場所がたくさんあるのでおすすめの企業です。
ニトリ
ニトリは選考時に加えて、仕事の面においても学歴・年齢など一切関係なく年功序列を排除している企業です。
主な仕事内容としては店舗運営・バイヤー・店舗開発などがあり、経営に大きく関わってきます。
市場の流れに関心を持ち「今は何が流行りなのか」を考え続けることが重要となるので、経営学部で学んだスキルを発揮しやすい環境です。
経営学部生が持っておくべきスキル
経営学部から就職するにあたって、持っておくと良いスキルは以下の2点です。
- 最新の情報を収集できる力
- コミュニケーション能力
それぞれ詳細に解説していきます。
最新の情報を収集できる力
企画・マーケティング職には外部からの新しい情報を上手に収集していくスキルが必要不可欠です。
情報収集の手段としてはテレビ・新聞・雑誌だけでなく、インターネットやSNSを駆使した手段が主流となっています。
しかし、情報収集のみで終わってしまうと気になったことを調べただけになり、自己満足とも捉えられかねません。
大事なのは調べた内容をチームにアウトプットし、新しく面白いアイデアへと転換していくことです。
調べたものをどう活かすかが大事であることを忘れないようにしましょう。
コミュニケーション能力
何か企画したり経営を向上させるための会議を行う際は、コミュニケーション力が重要となってきます。
社外の関係者と仕事をすることが多い企業では尚更です。
企画内容がある程度決まっていてもイメージをより具体化すべく、本音を引き出せる能力が求められます。
そのためには説明力を高めることが重要でしょう。
場合によっては企画内容を初めて聞くということもあるので、誰にでも分かるような意識が必要です。
取得しておくと就職に有利な資格
就活を優位に進めるためには、資格を取得しておくと良いでしょう。
経営学部生が持っておくと良い資格について紹介していきます。
MBA(経営学修士)
MBAコースの目的としては、ビジネスの場でスキルを活用できる実務家を増やすことにあります。
そのため、MBAの資格を取得することで事業戦略・マーケティング力などの経営力があるかどうか判断することが可能となるのです。
MBAの学位を取るためにはビジネススクールに通い、定められている単位を取得しなければいけません。
スクールに通う金銭面・時間に余裕のある方はぜひ取得しておくことをおすすめします。
中小企業診断士
中小企業診断士は経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。
企業の経営をあらゆる角度から診断した上で適切なアドバイスを行うことができます。
厳しい経営状況におかれている企業は多く、課題解決ができるプロを欲している傾向です。
中小企業診断士の試験は選択式の1次試験を通過後、筆記式の2次試験へと進みます。
どちらも40点未満の科目がなく、全科目の平均が60点以上あれば合格です。
なお、2次試験には面接試験がありますが不合格になる人はほとんどいません。
40%までは間違えてしまっても大丈夫なので、出題傾向をしっかりと調べて重点的に勉強することが1番効率の良い方法です。
日商簿記検定
日商簿記検定には1~3級とあり、階級ごとに求められる企業は異なります。
3級でも役立つのは小規模企業の経理や個人事業主の確定申告の時などです。
簿記のスキルをアピールして中小企業に就職することを考える場合は、2級以上を取得しておきましょう。
もちろん1級も取得しておくに越したことはありません。
とは言え、難易度の高さを考えると税理士・会計士を目指さない限り合格していなくても問題はないでしょう。
出題される語句の意味をしっかりと理解して計算に慣れておくと対策としては十分です。
経営学部出身者に英語力は必要か
近年加速しているグローバル化に伴い外資系ビジネスでも活躍するためには、ビジネスの知識だけでなく英語の理解が必要不可欠です。
そのために英会話スクールに通ったり外国人が集まる場所へ積極的に参加したりする方法がありますが、留学を経験しておくことがベストでしょう。
教科書に載っている外国語と実際に話されている言葉は違うことがあります。
私たちでも日本語で話すときは正式な語句を省略することがあると思いますが、そういった意味合いと一緒です。
ビジネスを理解した上で英語ができるようになれば、あなたの市場価値は計り知れないものになるのでぜひ磨いていきましょう。
経営学部生の就職先事情
近年では情報化やグローバル化が進んでいることで、事業内容も複雑かつ多種多様となってきているのが現状です。
そのため、一般的な大学の経営学部では会社の事業経営が変化していくにつれて対応しています。
幅広い視野を持てるように多種多様なカリキュラムを提供しつつ、社会でも活躍できる実力を備えた人材を育成することに注力しているのです。
また、経営学部では就活で役立つ資格の取得をサポートを積極的に行っています。
経営学部で行っている授業・支援を受けて学習すると、幅広い技術力や知識を習得することが可能です。
まとめ
今回こちらの記事では、経営学部生に人気のある就職先を中心に解説してきました。
自分の中にうまく落とし込むことはできたでしょうか?
在学中に培ってきた経営学の知識を活かすと、どのような業界・企業からも重宝される存在となることができます。
さらに、海外の企業と取り引きする仕事をしたい方は英語をはじめとした外国語についても勉強しておきましょう。
本サイトでは大学生が就活を行うにあたって知っておくべき内容に触れている記事もあります。
気になる方はぜひ参考にしてください。