「努力なんてダサい」イキリ散らかしていた僕の挫折と成長。
インターンシップを始める前の自分
僕はダサいことが大嫌いで、そのなかでも特に努力がいちばんダサいと思っていました。
大学受験は推薦で入り、部活もサークルもゲームなど楽しいところだけ参加していました。
客引きのアルバイトも週末の楽に稼げる時だけ入り、家では皿洗いのお手伝いすらもしていなかったと思います。
学校の購買には友達に行って貰うなど徹底してめんどくさいと思うことから逃げてきました。
頑張って何かを勝ち取ることよりも、頑張らずに辛いことを避けた方がかっこいいだろうと思っていたからです。
「努力した事ねぇおれかっけぇ」と格好つけてイキリ散らかしていました。
インターンシップを始めたきっかけは?
そんな中時間は皆平等に流れるもので、大学3年生になり人生の中でも特にめんどくさいイベントである就活がやってきました。
友人達が早々と就活に取り組む中、「なにかやらねば」と思いとりあえず形だけスタートアップのインターンシップを受けました。
しかし、結果は惨敗でした。
ボロボロにフィードバックを受け、どうしていいか分からず焦って選考の途中で逃げ出してきました。
その帰り道、自分は将来ろくな職にもつけず渋谷のホームレスのような惨めな生活を送るんじゃないかと絶望しながら帰りました。
現状、並以下の今の自分から明るい未来を想像することは到底できません。
するとある日、大学の仲のいい友人から「長期インターンシップで月に40万稼いだ」という話を聞いたのです。
「もう絶対にそこでお金が欲しい!」と思って紹介を頼みましたが断られました。
何回頼んでもダメだったので自力で長期インターンシップを探し、見つけたのが今のインターンシップ先です。
インターンシップを通してどんな風に成長したか
入社当初は「楽してお金を稼ぎたい」その一心でした。
しかし実際に入ってみてお金の稼ぎ方へのイメージが一変しました。
お金を多く稼げる人はそれだけ価値のある人間だから稼げます。
逆に社会に何も貢献せずに価値のない人は稼げなくて当然です。
普通に考えれば当たり前なのでしょう。
僕の様に技術も知識もない上に努力もしたことがない人間が「社会にとって価値のある人になれるか」と考えたらやはり答えは明白でした。
最初から最後まで楽して稼ぐ事などできません。
後々楽したいのであれば、今社会にとって価値のある人間にならなければいけないと実感しました。
成長できた理由・要因は?
それからは上長、先輩に言われるがままに一心不乱に取り組みました。
何事に置いても自分は未熟、ましてや営業に関していえば「自分はミジンコだ」と思い練習と勉強に励みました。
しかし残念ながら結果は出ません。
やはり努力して頑張っても結果が出ないことはダサいんじゃないかと何度も思いました。
そんな時周囲の人たちから、「実際は努力したしないではなく、結果が出ないことがダサいのだ」と教わったのです。
努力せずにはもちろん結果は出ません。
「じゃあ、努力するのが合理的なんだ」と納得することができました。
上長や先輩には仕事だけでなく私生活の相談なんかにものってもらいました。
ここまで信頼して相談でき、正解に近い解決策を教えてくれる人には正直会ったことがありません。
本当に良い環境です。このようにして僕は成長することができました。
これから挑戦したいこと
僕にはこれからこのインターンシップ先で成し遂げたいことと、長期的な目標があります。
まずこの会社では1つの支部を動かせる人になりたいです。
「この人について行きたい」と思われるような人間力・信頼感・営業力を持ち、同じ目的に向かって仲間と楽しく仕事をする、そんな人になります。
長期的な目標は海外就労のハードルを下げることです。
日本国内で内定が貰えなかった就活浪人の人でも、海外ではもっとその人を必要とする組織があるかもしれません。
そのためにまず営業力・マネジメント力・教育力をつけたいと考えています。
私にとってインターンシップとは
僕にとってインターンシップとは考え方や価値観を変えていける場所、まるでガンジス川のような所です。
また社会の一部として、1人の人間として恥ずかしくない人へと成長させてくれる場所です。
いくら失敗してもそれを失敗ではなく経験値へと変えていける、こんな体験は他ではできないと思います。
ナイル川のように長い川でもいつかは海に出る、その時に準備ができているかいないかでは大きな差があります。
アマゾン川のように険しくても、成功できる考え方を持てる人になるかどうかはわずか1歩の行動を起こせるかどうかで決まるでしょう。
このインターンシップではそれを学ばせてもらいました。
大学神田外国大学 外国語学部学年4年